【地域おこし最前線】冬の豪雪ゲレンデを夏のMTB聖地へ!山形県鶴岡市・湯殿山スキー場の熱い挑戦

2026年7月10日金曜日

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 前回[第1回]では、国が「第3次自転車活用推進計画」で初めてマウンテンバイク(MTB)の観光活用を明記した、というニュースをお届けしました。

「国が動くのはわかったけれど、実際の地域ではもう動きがあるの?」
そう思った方も多いはずです。実は、この国の新しい方針を予見していたかのような、非常にワクワクするプロジェクトが山形県鶴岡市でスタートしています。
舞台は、東北有数の豪雪地帯として知られる「湯殿山(ゆどのさん)スキー場」。ここで今、一人の地域おこし協力隊の熱い挑戦によって、スキー場のグリーンシーズン(夏秋)をマウンテンバイクで盛り上げる構想が動き出しています。

課題は「雪のない季節」:名名ゲレンデのポテンシャルを夏にも!
湯殿山スキー場といえば、冬は極上のパウダースノーと、ゲレンデの絶妙な斜面・起伏を活かした「地形遊び(R天国)」ができる場所として、全国のスノーボーダーやスキーヤーから熱狂的な支持を集める名門ゲレンデです。
しかし、多くのスキー場が抱える共通の悩みが「雪のないグリーンシーズンにどうやって人を呼び込むか」という課題でした。
この課題に立ち上がったのが、2026年春に鶴岡市朝日地域の地域おこし協力隊に就任した、石川さんをはじめとする新メンバーたちです。彼らが目をつけたのが、まさに国が推進を始めたばかりの「マウンテンバイク(MTB)」でした。



冬の「地形遊び」のワクワク感を、夏はMTBで再現する!
スキー場の斜面や、冬のコースとして使われている広大な土地は、実はマウンテンバイクの「ダウンヒル(坂を下る種目)」や「トレイル」のコースとして最高のポテンシャルを秘めています。
協力隊のメンバーは、湯殿山エリアの豊かな自然とダイナミックな高低差を活かし、初心者から上級者まで安全に楽しめるマウンテンバイクコースの整備を構想し、現在着々と活動を進めています。
  • ゲレンデだからこその圧倒的爽快感:遮るもののない広大な斜面を、風を切ってMTBで駆け下りる体験は、通常の林道では味わえません。
  • キャンプ×MTBの滞在型観光へ:スキー場に隣接する「月山あさひサンチュアパーク(キャンプ場)」などと連携し、昼はMTBで汗を流し、夜は満天の星空の下でキャンプを楽しむという、アクティブな滞在スタイルを目指しています。
これぞまさに、国が「第3次計画」で掲げた「地域の自然資源をそのまま活かしたサイクルツーリズム」の理想的な最先端事例です。

地域おこし協力隊が繋ぐ、新しい地域の未来
これまで「冬だけの場所」だった湯殿山スキー場が、MTBというツールによって「年中いつでも大自然と遊べる聖地」へと生まれ変わろうとしています。
何より素晴らしいのは、行政が上から作ったハコモノではなく、「この地域の自然とアウトドアが大好き!」という地域おこし協力隊のリアルな情熱からこのプロジェクトが動いている点です。彼らの手によって整備されるコースには、きっとサイクリストの心を掴む仕掛けがたくさん散りばめられることでしょう。
国がマウンテンバイクを後押しするこれからの5年。湯殿山スキー場が日本のMTBカルチャーを牽引する一大拠点になる日が、今から本当に楽しみです。
出羽の国自転車活用推進協議会も、今後かかわりを持っていく予定になっています。今年の夏や秋は、新しく生まれ変わろうとしている湯殿山の風を肌で感じに、ぜひ山形県鶴岡市へ足を運んでみませんか?



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