​【サイクリストインタビュー】 ベテランが語る庄内の道と、15年連れ添う愛車への想い


​出羽の国を駆けるサイクリストのリアルな声をお届けするインタビュー企画。

今回は、キャリア30年、庄内の道を熟知したベテランサイクリスト、大森 義一さん(50代)にお話を伺いました。

自転車に魅せられて30年。原点は「旅」と「レース」

​大森さんがスポーツバイクにハマったきっかけは、地元の老舗「大滝輪店」との出会いから。



​「当時はMTBブームの真っ只中。そのままレースにのめり込み、さらに佐渡一周や北海道半周のソロツーリングに出かけたことで、自転車の魅力に完全に『とどめ』を刺されました(笑)」

​以来30年。旅の自由さとレースの緊張感、その両方を知る大森さんのサイクルライフが始まりました。


愛車は15年連れ添う「相棒」:ピナレロ・パリカーボン

​大森さんの自慢は、15年間共に走り続けているピナレロ・パリカーボン。

​「今ではリムブレーキの『クラシックカー』なんて言われますが、実測7.1kgと軽量。ヒルクライムから、過酷なブルベ1000kmまでこなしてくれる、最高の万能選手なんです」

​最新モデルも良いけれど、体の一部のように馴染んだ愛車と歴史を刻む。まさにサイクリストの理想の姿です。



ベテランが教える「庄内、一番の絶景」

​数々の道を走ってきた大森さんが「一番印象に残っている」と語るのは、鶴岡市から村上市の県境付近、山間の河川沿いの風景です。

​おすすめエリア:関川、雷峠、出羽街道堀切峠、日本国付近

「澄んだ水の川と、その絶妙な蛇行ライン。古道のような趣ある道路環境と、山林が作り出す澄んだ空気。あの一帯の空気感は、自転車で走ってこそ味わえる格別なものです」


​ヒルクライム中の「本音」と、最高のご褒美

​25年以上連続で出場している「矢島カップ・鳥海山ろくMTB大会」。しかし、走行中の頭の中は意外にも……。

​「残り5km地点では、毎年決まって『来年はもう辞めようかな……』って考えています(笑)。それでも気づけば25年。走り終わった後の達成感が、また来年も僕をスタートラインに立たせるんでしょうね」

​そんな過酷なライドの後の「一番のご褒美」は、チャーシュー麺の大盛り!

「一昔前はビールだったけれど、今はこれ」と笑う大森さん。消費したカロリーを地元の名店で補給するのも、庄内サイクリングの醍醐味です。



庄内のおすすめルート&スポット

​最後に、大森さんお気に入りのコースを教えていただきました。

​絶景&練習ルート: 六十里越街道(旧国道112号)。また、朝の練習会では「市内〜月山牧場〜立谷沢〜眺海の森〜羽黒・添川」の100kmコースが定番。

​お気に入りの坂: 十王峠。

​立ち寄りグルメ: 庄内町「あずまや」のバナナボード。サイクリング中の糖分補給に最高!

​大森さん、貴重なお話をありがとうございました!

ベテランをも虜にする庄内の道。皆さんも大森さんのルートを参考に、自分だけの絶景を探しに出かけてみませんか?


取材:髙橋

コメント