【サイクリストインタビュー】庄内の風を求めて

 ​―― プロフィール

​お名前: 有賀 隆一 さん(50代)

キャリア: 10年

​―― 自転車にのめり込んだきっかけ

​もっと遠くへ、もっと軽快に――。

自分の力で風を切り、どこまでもスマートに駆け抜けたいという純粋な欲求が、スポーツバイクの世界へ飛び込むきっかけでした。ペダルを漕いだ分だけ加速する、あの独特の軽やかさに魅了されてから、早いもので10年の月日が流れましたね。


―― 庄内で出会った、忘れられない景色

​やはり、圧倒的な存在感を放つ**「鳥海山」**ですね。

庄内のどこからでもその姿を望むことができますが、いざ懐に飛び込み、自らの脚で登り詰めると、そこには言葉では言い表せない達成感と雄大な景色が待っています。庄内を走るサイクリストにとって、あの山は特別な聖域だと感じます。


―― ヒルクライム、その苦しい最中に思うこと

​登坂の真っ最中は、正直なところ「景色を楽しむ」余裕はありません(笑)。

サイクルコンピューターの数字を見つめながら、**「あと何キロで頂上だ」「あと少しで終わる」**と、自分を鼓舞しながらひたすらゴールまでの距離をカウントしています。その「終わり」の先にある解放感のために、一漕ぎ一漕ぎを積み重ねています。


―― こだわりの愛車

​私の愛車は、おそらく**「庄内でもこの一台だけ」**という非常に珍しいモデルです。

他とかぶることのない唯一無二の存在感は、乗るたびに所有欲を満たしてくれます。ディテールまでこだわり抜いたこの相棒と共に、庄内の道を独り占めする時間は至福のひとときです。


―― 自転車がくれる「最高のご褒美」

​過酷なライドを終えた後、火照った体に流し込む**「コーラ」**!これが何よりのご褒美です。

あの喉越しの爽快感と、体に染み渡る糖分……。それまでの苦労がすべて報われるような、最高の一杯ですね。


​―― 庄内を走るなら?おすすめポイント

​ぜひ体験してほしいのは、「羽黒・月山高原」のひまわり畑から、庄内平野を見下ろしながら駆け下るダウンヒルです。眼下に広がる広大な田園風景と風を感じる瞬間は、まさに格別の一言。

また、一日の締めくくりには、**「庄内浜の夕日」**を眺めながらの沿岸ライドも外せません。空と海がオレンジ色に染まる中を走る贅沢を、ぜひ味わってみてください。



――有賀さん、ありがとうございました。

じろで庄内実行委員長でもある有賀さん。『庄内でもこの一台だけ』という愛車と共に、鳥海山や月山高原に挑み続けるその姿は、まさに自由を体現しているかのようでした。ストイックに数字と向き合う苦しささえも、最高の瞬間のためのスパイス。そんな自転車の奥深い魅力を、改めて教えていただいた気がします。

取材:高橋


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